シーサーに惹かれて
わたしは毎日毎日街をうろうろしていた 長期滞在なので
ほしいなと想う民芸品があっても買わなかった ただひたすら毎日毎日
壺屋やちむん通りや国際通りを歩いて、陶芸っていいな、いいな、本当に楽しそう
シーサーっていいな、いいな、何て個性的で魅力があって面白いんだろう・・・
少しずつ、少しずつ、夢がふくらんで来た・・・
わたしはただ毎日、ひたすら街歩きを繰り返していた・・・
そのぐらい、沖縄の文化やシーサーに興味があったから ぜんぜん飽きなかった
今、自分が沖縄にいる事が不思議で不思議でならなかった
きっとこの事は、わたしにとって、すごくかけがいのない想い出になるだろう・・・
漠然としながらそう想っていた・・・
もしこの時、一日体験シーサー教室がある事を知っていれば、わたしは真っ先に
行っていただろう でも知らなかった だからただひたすら店頭に飾っているシーサーを
眺める日々だった まさかその時、そのほんの数年後にシーサー教室の講師をする事に
なろうとは予測もしなかった
この時のわたしは、どのシーサーが中国製なのか沖縄製なのか見分ける事すら出来ない
全くの無知、見る目など全くない、一度もシーサーを作った事のない・・・
でもただひたすらわたしはシーサーが好きで好きで・・・なぜこんなにも惹かれるのか
分からないけど、壺屋やちむん通りの南ぬ釜で時折たたずんでは、夢をふくらませていた・・・
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