沖縄旅行から帰る途中、あの歌手の本を飛行機の中で読んでいた
わたしはなぜか、涙が出て止まらなかった・・・
具体的に何をどう感動したのか・・・とにかく何かを感じた・・・
同じ感覚を持っていると感じたのだろうか・・・そうじゃないのだろうか・・・
それは分からない。でもわたしは涙が出て止まらなかった
そしてわたしは少しずつ少しずつ飛行機の中で決意を固めた
実家に到着した。相変わらず事務の仕事は平凡だった
わたしはその職場で沖縄旅行の話とあの歌手の話をしゃべりまくった
しゃべらずにはいられなかった。わたしがどれだけ感動したのか、
わたしがどれだけあの歌手に惚れ込んだのか・・・
そして、決意した・・・
もう、何かあっても沖縄に住もう。今行かないと一生後悔する
一生後悔するぐらいならどんなに厳しい辛い事があっても耐えられる
今、行かないといけない。沖縄がわたしを呼んでいる・・・そんな気さえした
仕事中も、沖縄の事しか考えていなかった。そんなわたしにとって
もう、事務の仕事を続けるのは不可能だった
沖縄旅行から帰ってから3日後に、両親に、わたし、沖縄に住むから、と報告した
誰にも相談する気持ちはなかった もう自分の決意は決まっていた
それだけの準備は整っていた。一定期間仕事がなくても困らない程度の貯金
住む上の知識・・・理想と現実では違うという事・・・ぜんぶ分かっていた
その上で、何があってももう、どうしても行かずにはいられなかった
そう決意して、そしてますますいろいろな事を徹底的に調べに調べつくして
そして2002年11月、わたしは沖縄に引っ越しした