仕事もせずに2ヶ月も沖縄に住んでいたと言うと、さぞかし楽しかったのだろうと
想われるだろう。バカンスを楽しんでいたんだろうと想われるだろう
でも現実はそんなに甘くない
2ヶ月の沖縄滞在期間、正直言って、辛くて辛くて仕方なかった
だってわたしは人見知りするから。毎日民宿で知らない人と話をしないといけないのは苦痛だった
最初はよかった。ただひたすら新鮮で斬新で目新しくて・・・
でもだんだんと飽きてきた。もう帰ろうかな・・・何度そう想った事だろう・・・
でも、今、帰ったらいけない気がしていた。ただ人見知りするからという
理由で民宿にいたくない・・・そんな甘い気持ちで一体どうやって移住が出来るのだろうか
これに耐えないといけない気がしていた
人見知りもいい加減直さないといけないと想っていた
わたしは沖縄移住への準備と同時に、人見知りを直そうとした
毎日毎日知らない人と同じ部屋に泊まる・・・わたし以外のみんなはいいな・・・楽しそうで・・・
民宿の奥さんとそのヘルパーさんとはすごく仲良くなれる事が出来た
あの時、あの奥さんがいなかったら、わたしはもうとっくに沖縄滞在をあきらめて
実家に帰っていた事だろう・・・毎日毎日知らない人と関わる事に慣れていないけど
頑張ってなるべくいろいろな人と話をするように努めた
お金がない時は、近くのパン屋が無料でパンのミミをくれるというので、
それを食べていたりした。働こうかとも想った
でも、働いて沖縄滞在をつぶすのはもったいない気がしていたし、
ただでさえ就職難の沖縄なのにそう簡単雇ってもらえるとは想っていなかった